年が明けても、寝ても覚めても(おっと、これは今話題の……)、相変わらず「おっさんずラブ-in the sky-」の沼から抜け出せない体になってしまって、本当に、成瀬じゃないけど「責任取ってくださいよ」って云いたいです。
終わった恋(萌え)を乗り越えるには新しい恋が必要、ということで、そっち系のあれこれを物色しては気を紛らわせているのですが……いったい何なのでしょうかこの情熱は……思春期真っ只中の男子の抑えきれない性欲みたい(知らんけど)。
で、今回は、そっちで読んだり視聴したりした作品の話を書こうと思っていたのですけど、正直なところ、今いちばんハマっているのはネット上で日々アップされるおっさん二次創作だったりして(そのうちコミケに足を運ぶであろう自分の姿が見える……)、そうこうしているうちに公式ブックが発売されちゃったりして再び沼に突き落とされたので、この話題にしつこく舞い戻ります。まあいいよね、個人のブログなんだから好きなことを書けば!
はーそれにしても、配信のゆく年くる年SPを見て、もはや妄想なんかしなくても十分満たされたつもりでいたのに、人の欲とは計り知れないものですよね……。さすがに劇場版なんかあるわけねーかと思っていたけれど、ちょっと期待、いや熱望している自分がいるもんな! 映画とか大げさでなくていいから、バレンタインとかお花見SPとかないのか? 四宮と成瀬の行く末はもちろんだが、春田と武蔵だって色々補足が欲しいじゃん? テレ朝に長文お便り書こうかしらん!?

今年に入って気がついたこと。
それは、以前わたしは「なるしの(成シノ)がしっくりくる」と書いたんですけど、やっぱりなるしのじゃなくて、しのなるかも……より厳密に云えば精神的にはなるしので、肉体的にはしのなる、が私的な正解なんじゃないかということです。えっ、ごめんねどうでもいいお知らせで!
いや、元々どっちもアリなんだけど、色々考えた結果、四宮にはいざという時には男っていうか、雄になってほしいって気持ちが抑えきれなくなってきまして……何せあの見事な腹筋だし、整備士だから腕力もありそうだし、身長は同じだけど成瀬に四宮が組み敷ける気がしないし……そもそも四宮が成瀬に「お前かわいいな」って2回も云っちゃったりしているわけだし、かわいい担当は受っていうほうが目に優しいし、つまりは四宮はやっぱり抱く側に回ってくれ!ということなんです(お前は何を云っているんだ)。業界用語でいうところの、ヘタレ攻めの襲い受けってやつですか。
なかなかおっさんの話で盛り上がれる人を現実世界で見つけられず、おっさんず展にも一人で2回も足を運んだりして、いかにも孤独なオタクライフを送っているのですが、先日、ようやく交友関係のなかで一人、リアルファンを捕獲しました。腐女子ではない上に男子なので、腐的な萌えと違うところはありつつもドラマを楽しんだ一視聴者として、きゃっきゃ盛り上がってたいへん楽しかったのですが、そんななか、5話で四宮が元妻・子どもと向き合えて、男としての自覚とか自信をそこで取り戻したんじゃないかっていう彼の意見が、なかなかに新鮮で。ふだんネットで死ぬほど考察を読んでいるけれど、あまり見たことのない見解だったのよね(読むものが偏りすぎているのかもしれんが……)。で、成瀬のことを「あれはどネコでしょ」とばっさり断言したのにはビールを噴きそうになってしまいましたが、わたしはそれを聞いて、自分の迷いをだいぶ吹っ切ったのでした。
そうだよなー、初回から成瀬のキャラとビジュアルは、わたしのなかでは「風木」のジルベール風味の典型的ビッチ受と信じて疑わなかったのに、6話で四宮を襲っちゃったもんだから、つい、あれ?逆?とか思ってしまった。好きの感情が大きいほうが攻なのかな、とかね。
なるほど、人は(ってか腐女子は)こうやってCP(カップル)固定主義になっていくわけだね。自分ではあんまりこだわりないつもりだったけれど、思い起こせば、その昔、某二次創作にハマったときも、逆CPはあんまり好みじゃなかったかも。基本的にはニコイチで好きだから、全然地雷にはならないですが……。腐女子にとって、関係性というのは何をさておいても大切な要素だということをあらためて学んだ次第です。

でも腐女子にはなるしのの方が人気が高いってのも、なんとなくわかる(個人リサーチでは倍くらい違う)。ほら、腐のレベルが上がると、おっさんにかわいさを見出しがちだって、サンキュータツオ氏も著書に書いていたし……。
萌えの解消のために、あれこれ物色しているなかで見つけた『YOUNG BAD EDUCATION』『YOUNG GOOD BOYFRIEND』という漫画があるんですが、なるしの的な色眼鏡をかけて読んだせいか、いちばん萌えた作品です。
年下のかっこよくて成績優秀な男子高校生と、冴えないけど妙に色っぽいおっさんの化学教師が、お互いにストーキングするくらいベタ惚れし合って、その後10年以上もラブラブで付き合っていくお話。年の差、なんと20歳! 11歳差の成瀬と四宮どころではない!
んなことあるか?といちいちツッコみたくなるほど中年に都合のいい設定ですが、ヘタレな年上にぐいぐい行く年下くんを優秀イケメンパイロットの成瀬にどうしても重ねてしまうし、それ以上におっさん教師が四宮っぽくて(「こんなおっさんのどこがいいんだよ……」的な懊悩とか)、今のわたしのストライク萌えゾーンに刺さる。何があっても、相手の残念なところも全部好き!みたいな、まさに成瀬じゃんという感じの年下くんの恋心がいい。

と、ここまで完全に頭がお花畑の内容ですが、実際のこの界隈はというと、熱烈な愛や楽しい妄想とともに、地獄のような争い、誹謗中傷、恨みつらみ、忖度、マウントなども日々飛び交っているわけで……やっぱりCP論争は血で血を洗う宗教戦争ですね。
気をつけないと流れ弾に当たって死ぬ可能性もあり、ツイッターのほうが色々と活発だけど、わたしはこの自宅(ブログ)で一人ごにょごにょやっているくらいがたぶんちょうどいい……こんなマイナーブログにすらなんだか変なコメント付いてるけど! 一方で、安全そうなオフに参加して萌えを共有したい気持ちも多分にあって、心が緊縛されているみたいで苦しい……。
気を取り直して、先日発売された公式ブック。もっとでかい版型で見せてくれー!とか、成瀬はもうちょっとすっきりフェイスラインの写真はなかったのか?などの引っかかりはあるものの、成瀬の千葉雄大と、四宮の戸次重幸のインタビューで、あのセリフやあのセリフがアドリブだったという話を読めただけでも元が取れました。役者ってマジで凄いな、本当に役を生きているんだな、ドラマってみんなで作っていくものなんだな、などと感動しちゃったわ。あと、気になったのは、成瀬のプロフィールで、初めての海外渡航先=トリニダード・トバゴってのが……なんで? マイナーすぎないか??パイロットの研修所かなんかがあるのか???
公式ブックの発売とともに、感想や考察はもちろん、各種二次創作もまた盛り上がってて凄いよね。やっぱ旬ジャンルの二次は勢いがありますね。毎日何かしら更新されるし、みんなこれでもかというほどドラマの行間を埋めまくっていて、もう書き込む余白ないんですけど!という感じ(笑)。わたしは、過去作のすでに枯渇した二次にしかハマったことがないので、とても新鮮です。ほぼカップル人気割れしなかったS1は、もっと盛り上がっていたんでしょうね~。